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「初心者懇談会」では何をしているか詳しく説明します。

 

生活の発見会では、「初心者懇談会」を通じて初めて生活の発見会に参加される方に対して森田療法の説明や集談会の説明をしております。

 

先日、生活の発見会の本部で開催されている「東京日曜初心者懇談会」に講師として参加してきましたので少し詳しく初心者懇談会について説明したいと思います。

 

現在全国で開催されている初心者懇談会は下記の通りです。

 

・札幌初心者懇談会

・東京平日初心者懇談会

・東京夜間初心者懇談会

・東京日曜初心者懇談会

・名古屋ブロック初心者懇談会

・九州ブロック初心者懇談会

 

この中で東京日曜初心者懇談会に参加して来ました。

 

東京日曜初心者懇談会のスケジュール

 

1330 受付

    ビデオ鑑賞(生活の発見会の説明)

 

1350 講師体験発表(ここで講師が自分の体験発表をします)

 

1440 休憩

  

1450 参加者自己紹介(無理のない範囲で自己紹介)

 

1540 休憩

 

1550 質問応答

 

1700 終了

  

生活の発見会の参加者

 

 担当者 1名

  世話人 1

     講師  1

 

初心者参加者

 

 この日は、5名の参加がありました。

 日によってばらつきがあり、1名から5名の参加があります。

 

最初にここは森田療法を勉強する自助グループ「生活の発見会」が運営する初心者懇談会であることを説明しビデオ鑑賞から始まります。

 

ビデオでは森田療法の簡単な説明と生活の発見会の活動などの説明があり、森田療法を通じてよくなった方のインタビューなどもありました。

 

そして席に戻って講師からの体験発表です。

 

森田療法で症状を克服した者としては、自分の症状を他人に紹介することは、実はさほど違和感のあるものではありませんが、「ここだけの話」というルールがあり、そのルールは守っていただくようひと言説明があります。

 

初めて生活の発見会の初心者懇談会に参加された方も「ここだけの話」というルールがあると少しでも安心して参加いただけるのではないかと思います。

 

今回、私が初心者懇談会講師の命を受けて講師として体験発表をしてきましたが、毎回講師は違います。講師の方は、他の集談会に普段は参加しているところ、初心者懇談会講師の指名があるとその日だけ初心者懇談会に参加することになります。

 

体験発表では、今までとらわれてきた症状とともに森田療法を勉強して少しずつ良くなってきた体験を発表いたします。

 

講師の症状とご自身の症状が同じとは限りませんが、森田療法を勉強するということは、症状の差はあっても考え方の元は同じなので、とらわれた症状に関係なく話を聞いてもらうといいと思います。

 

こちらのブログを参考にしてください。↓

「対人恐怖症・赤面恐怖症・あがり症・不眠症・不安神経質症・パニック障害などの症状の根源は、森田療法では全て同じと考えています。」

 

特に初心者の方は、ご自身の症状は自分しかないと孤独を感じている人も多いと思いますが、皆さんここに参加してお互い共感して少し安心される方がほとんどです。

 

その後、各参加者の自己紹介があります。

 

ここでは、どうしても無理に話したくないとか、話が出来ないという方がいた場合は、話しをしなくても結構です。

 

一人で悩み苦しんできた方が、急に人前で自分の症状を話すというのは、かなりハードルの高いことです。話せる範囲で結構です。

 

まずは、生活の発見会の担当者、世話人が自己紹介をした後、参加者の方から自己紹介をしていただきます。

 

また、森田神経質症にとわられている人は、「こんな症状は自分だけ」と思っている人も多くいると思いますが、症状は本人が気にしてその症状に意識が集まってより症状が強化されます。(精神交互作用)

 

理屈は同じなのですが、とわられる症状は人数分あると思っても間違いではありません。

 

一般的には、対人恐怖症、赤面恐怖、雑音恐怖、不安神経質症、不眠症などがありますが、以前この初心者懇談会に来た時に自分の匂いが他人に対して不快に思われてしまうのではないか、と気にしている方もいらっしゃいました。

 

自臭症という症状らしいですが、長く森田を勉強していてもあまり耳にしない症状もあるものです。

 

自己紹介がひと通り終わりましたら、続いて質疑応答の時間です。

 

ここまで話をしてくるとほとんどの方は自分の症状について戸惑いなく説明できるようになっています。

 

森田療法を知って最初に感じる効果が、この共感です。

 

そこで、いつくか気になった質問があったのでここに紹介しておきます。

 

質問)

 「集談会に参加するには生活の発見会の会員にならないといけないのでしょうか?」

 

回答)

「会員にならなくても参加は出来ます。ただ、森田療法を勉強する仲間として、もしも森田療法が自分に合っていると感じて勉強をしていきたいと思った場合は、なるべく会員になってください。」

 

「念のために各集談会の参加費ですが、会員と非会員と差をつけている場合が多いです。例えば会員は500円、非会員1000円など、各集談会によって異なりますのでご注意ください。」

 

森田療法は、治そうと思っている間はなかなか症状として治りにくいという性質があります。実は、私は当初は自分の症状が他の方と比べて軽かったので「早くよくなってこの会を止めよう」とばかり考え、2年以上も非会員のまま集談会に参加していました。

 

「治そう」と思っていた訳です。

 

治そうと思うと、当然ながら意識は症状に集中してしまいます。(精神交互作用)

 

2年以上経ってもそれほど良くなったという感じにはなりませんでした。

 

森田療法の理屈は非常によく理解できるし、自分自身行動もしているのに治らないという状態が長く続きました。そこで会員になることにしました。

 

そして現在に至っております。

 

初心者の方には、私のように無駄に時間を掛けてほしくないと思っています。

 

質問)

「集談会は、どこの集談会に参加してもいいのでしょうか?また、月に何回参加してもいいのでしょうか?」

 

回答)

「各集談会は、毎月1回開催されています。異なる集談会だと別の日に開催されておりますので、スケジュールが合えば参加することは可能です。いくつか集談会に参加して、開催場所や参加者と自分の相性などを考えて参加されることをお勧めします。ご自身の自宅と集談会の場所が近いと毎月通うのには都合いいですが、誰か知っている人と会うのではないかと心配する方もいらっしゃります。気になる方は、少し離れた集談会に参加するのもアリです。」

 

「東京近郊ですと毎週日曜日はどこかで集談会を開催されておりますので、毎週参加することは可能ですが、毎週違う方にご自身の症状を説明していると、さすがにちょっと飽きると思いますよ。(笑)いくつか参加されるのは結構ですが、どこか一つ決めて継続して参加されることをお勧めします。」

 

初心者懇談会のメリット

 

・初心者の方が複数名参加される日が多いので自分と同じ初心者の方の話が聞ける

・少人数の為、自分の話を聞いてもらいやすい

・少人数の為、質問をしやすい

・ビデオ鑑賞があり、簡単に生活の発見会を理解できる

 

初心者懇談会のデメリット

 

・先輩会員の参加が少ないので先輩の話を聞ける機会が少ない

(集談会に直接参加した場合は、参加人数10名~20名ほど、初心者は01名程度です)

 ・初心者懇談会に参加して森田療法が合っていると思った場合、他の集談会を改めて探す必要がある

 

参考になりましたでしょうか?

 

このような話をして17時までの時間があっという間に来てしまいました。

 

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※千葉県には4つの集談会があります。船橋集談会は、毎月第3日曜日に船橋駅近くの船橋市中央公民館で開催しております。

 

【合わせて読みたい】

「基準型学習会」(生活の発見会主催)についてどこよりも詳しく説明いたします

 

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