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「基準型学習会」(生活の発見会主催)についてどこよりも詳しく説明いたします。


 

森田療法に興味をもって森田療法を勉強する人は、どこで勉強するのが一番効率よいと思いますか?

 

森田療法の勉強自体、本を買ってきて独学でもできますが、以前にも書いたように独学で勉強すると勘違いして理解する可能性が高いです。

 

そこで生活の発見会では、東京・大阪に「基準型学習会」という学習会を開催しています。

 

森田療法を効率よく学習するには、「基準型学習会」に参加して学習することだと思います。

 

この記事では、どんな人が集まって「基準型学習会」が開催されているかをなるべく詳しく説明していきたいと思います。また、内容は生活の発見会HPより引用しております。

 

最近開催される基準型学習会は以下の通り(20204月)

 

東京 4月~6

大阪 5月~7

 

<受講期間> 毎週土曜日 12週間

<募集定員> 15

<受講料>  25,000

<対象者> 発見会会員(必須)

 

カリキュラムとして『改定版(A)・森田理論学習の要点』に沿って、学習します。

 

学習する内容は以下の通り

 

◆ 神経症の成り立ち

 

神経症を克服するためには、その成り立ちを理解することが必要です。

 この単元では、そのメカニズムを学びます。

  

◆ 神経質の性格特徴

 

「神経症」の原因は、先天的素質だけではなく、養育や環境的要因だけでもなく、精神的外傷だけでもありません。

 これらが組み合わさって、起こってくるものです。

 この単元では、神経症になる「素質」の部分と「神経質性格」について考えます。

 

◆ 感情の法則

 

森田療法は「感情」に対する取り組みを重視しています。

感情は自然現象で、一定の法則に従って流れているものであることを理解します。

 

◆ 欲望と不安

 

ここでは、神経症の症状のもととなって私たちを悩ませる不安・恐怖という心理と、その背後にある欲望との関係について考えます。

 

~中間まとめ~

 

◆ 行動の原則

 

神経症にとらわれているとき、心はいつも自分の不安や心配を中心に堂々めぐりをしています。

その悪循環を断ち切るために、森田療法は心を外に向けるテクニックを用います。

 

◆「あるがまま」と「純な心」

 

森田療法の中心的な概念である「あるがまま」と「純な心」。

この二つを感情という側面からとらえていきます。

 

◆ 治るとはどういうことか

 

森田療法で「治る」とは、「症状からの回復・解放」だけでなく、広い意味での「神経質者(人間)としての成長」でもあります。

 「治る」過程に、「他者に手を差し伸べる」行為が大きくかかわっていることを学びます。

 

症状に悩んでいる人が、まだよく分からない森田療法を勉強する為に12週間もの長い期間、学習することは勇気のいることだと思います。

 でも、森田療法を知って共感する部分が多いとご自身で判断した場合は、思い切って「基準型学習会」を受講することをおすすめします。

 

まず、どのような人が参加するかですが、老若男女、その症状は多岐にわたっています。

最近は、一般的に、対人恐怖、普通神経質症、パニック障害、自己肯定感が低いなどの症状が多いでしょうか。

 

 

最初ピンとこないかもしれませんが、それぞれの症状にとらわれている人は、症状の基にある考え方が問題なので、ご自身と症状が違う人でも同じカリキュラムで勉強することになります。

 

「症状の根源は森田療法では全て同じと考えています」

 

生活の発見会を運営しているメンバーは、基本的に自分が森田神経質症で森田療法を勉強して症状を克服してきた人達です。

 

医療従事者の専門家ではありません。

 

なので、受講される方は、基本的にご自身が一人で「基準型学習会」に参加できる人が対象になります。

 

もしも付き添いがいないと参加できないという方がいたら、生活の発見会までお問合せ下さい。

 

船橋集談会には、何度か付添いの方も一緒に集談会に参加された方もいらっしゃいました。

 

参加されている方は、ご自身でクリニックなどに通いながら、或いは、他でカウンセリングを受けながら、それでもなかなか良くならないので、森田療法を勉強したいという方が比較的多いと思います。

 

森田療法は、森田正馬先生が大正時代に確立した日本独自の療法で歴史のある療法ですが、欧米の心理学がメインの精神療法の世界では、すごく有名ではないようです。

 

もしもクリニックに平行して通っている方がいたら、森田療法を勉強したいということをクリニックの先生には伝えたうえで参加されることをおすすめします。

 

また、「基準型学習会」で森田療法を教えてくれる講師の方は、全員昔は、森田神経質症にとらわれていた方で、森田療法を勉強したことによって、症状を克服してきた方です。

 

その点、専門のクリニックの先生より親身になってアドバイスをもらえることになると思います。

 

もちろん「基準型学習会」に参加せず、各集談会に直接参加しても先輩会員から森田療法を学ぶことはできます。

 

ただ、「基準型学習会」の講師は、当然ながらある程度教えることに対して意欲のある方が、講師となっています。教えることに意欲がある森田療法の先輩と考えてもらえればと思います。

 

そこで、12週間もの間、森田療法初心者の方、10名程度が、ひとつの部屋で森田療法を学ぶわけです。

 

当然ながらそのメンバーには仲間意識が生まれます。

 

そうすると「基準型学習会」が12週間で終わった後も時々集まることもあるようです。

 

また、その時の講師の方がどこかの集談会で派遣講師として勉強会をする時は、その講師目当てに、その時の生徒が集まることもあります。

 

実は、この記事を書いている筆者は「基準型学習会」を受けていないので、その感覚はないのですが、「基準型学習会」を受ける一番の収穫は、仲間ではないかと思います。

 

森田療法は、それほど難しい理論ではありません。

 

ご自身で本を買って独学でもできますが、悩んでいる人はどうしても考え方のバランスが悪い為、勘違いすることにより森田療法の習得に時間が掛かる人がいます。

 

「森田療法を独学する人がほとんど勘違いする重要なポイント」

 

その勘違いを最小限に防ぐ為に統計的に森田療法を学ぶには、「基準型学習会」を受けることが一番の近道になります。

 

ここまで「基準型学習会」のメリットを重点的に説明してきましたので、最後に公平を期す為に「基準型学習会」のデメリットもひと通り説明したいと思います。

 

 

 

「基準型学習会」参加のデメリット

 

・毎週土曜日の午後、半日時間を取られる

・やっぱり25,000円は高い

・同じように悩んでいる人の知合いは、別にほしいと思っていない

・生活の発見会にどっぷりハマってしまいそう

・毎週土曜日の午後外出していると近所の人や家族に変に思われそう

・専門の医療従事者がいないことは、どうしても不安を感じる

 

以上です。

 

もしも「基準型学習会」を受けることに不安を感じる場合は、生活の発見会に直接お問合せいただいても結構です。

 

また最寄りの各集談会に参加して先輩会員に「基準型学習会」のことを聞いていただいても全く問題ありません。

 

千葉県の一番東京よりに位置する船橋集談会の常連メンバーは、約半数くらいは「基準型学習会」を受講していますが、他の半数は受けていないメンバーです。

 

この記事を参考にしてご自身が「基準型学習会」を受けるのに参考にしてもらえたらと思います。

 

少し勇気は必要ですが、一歩踏み出してみてください。

 

生活の発見会 「基準型学習会」

 

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